Photos of Ruins

開聞岳 謎のトンネル


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 薩摩富士の異名を持つ薩摩半島南端の山『開聞岳』。指宿周辺の景色のいいところといえば必ずと言っていいほどこの山が見える場所です。

 しかし、開聞岳そのものの周囲をぐるりとまわる道を走ることはあまりないでしょう。そしてこの道には知る人ぞ知る不思議スポットがあります。それがこの怪しげなトンネルです。

トンネル入り口

 かつてこのトンネルに至る道はけっこう知られたダートでした。しかし、今はもうすべて舗装されています。

 途中までは道幅も広く、快適に走ることができますが、ある地点から急に道幅がせまくなり、コンディションの悪い道となります。そしてぽっかりとこのトンネルの入り口が現れるのです。


トンネルの中
 車でここに入ることはやめた方がいいと思います。というより無理でしょう。幅がせまいのです。このとき私はバイクでしたので、突入を敢行することにしました。それでも対向車がいないかどうか頻繁にクラクションを鳴らしながらゆっくりと進みます。
 照明はありません。見てのとおり、天井に四角い穴があいており、自然光をとりいれるようになっています。
トンネルの中
 ですが、自然光の穴も途中までで、暗黒の闇を走ることになります。やっと出口が見えてきました。ここで撮影するために停車。カメラを取り出し、撮影しようとしたそのとき、私のバイクのエンジン音とは別の音が!
 なんだなんだ?ちょっとビビった私。でもそれはおばちゃんの乗ったカブでした。停車している私の横を追い抜き、走り去っていきました。もう、脅かさないでくださいよ〜。拡大すると小さくおばちゃんカブが写っているのがわかります。
空の見えるトンネル
 しかし出口だと思ったのは大きな間違い。空の見える鉄骨のだけのトンネルがあって、その先にはさらなるトンネルの入り口が…
 いや〜、なかなか味な造りをしたトンネル。カブのおばちゃんの姿はもう見えません。
トンネル内のアート
 第二の入り口からは、自然光をとりいれるための穴も雑草などでふさがっており、ご覧のとおり真っ暗。離合用のスペースがあったのでそこでまた停車し、写真撮影。ストロボの光が弱く、わかりにくいですが、壁にはアート(ラクガキともいう)の数々が…。

 ここでアートの制作を楽しんでいる人たちもいるようです。
トンネル出口
 やっと本当の出口に。それにしてもこのトンネルはいったい何のためにつくられたのでしょう。車が走れる幅ではなく、かといって遊歩道にしては真っ暗な部分が長すぎます。

 よく見るとこの出口の横には何か小さな建造物があったと思われる瓦礫が…。最後まで謎を与えつづけている不思議トンネルです。


※ 警告!※
 建物や場所によっては崩壊の危険など(ほかにもいろいろな意味で)かなりやばいところもあります。また、管理人がおり勝手に入ることのできない所もあります。もしこれをご覧になったあなたが現地に行くときには、それらの危険などがあることを覚悟の上、自己責任で行って下さい。

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