Photos of Ruins

モイドン


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 「モイドン」とは何か? それはこのページを見てくだされば、その一端がわかります。指宿の文化財であると同時に、実は不思議スポットでもあるのです。

モイドン??
 「上西園モイドン」この看板を何度となく目にしながら、先日までまったく興味がありませんでした。しかし、あるサイトでここのことが紹介されているのを見て、これは行ってみなければ!と思いました。
モイドン
 実は一度だけ「上西園モイドン」の看板を見て、ここにやって来たことがあるのです。しかし、古い建物や鳥居や社、石碑といったものがあるでもなく、モイドンとは何なのかよくわからずに、もうええわと思って引き返してしまいました。
 実はこの大きな木こそが「モイドン」だったとも知らず。
モイドン本体
 この大木は直径2メートルあまりのアコウの木で、この木に神が宿ると考えられてきました。モイドンとは「森殿」という意味で、モイヤン(森山)の一部を祭場とする神とされているようです。

 森山といっても集落に近い場所にあり、一つの大きな木に神が宿るとするもので、ふつう社祀や神体があるわけではありません。鹿児島県には100を超すモイドンがあるそうです。

 その中でも、この上西園のモイドンはアコウの大木のほかに、山ン神(内神)・イナイドン(稲荷神)も同じこの場所に寄せ、集団民俗神の聖地として現在にいたっています。

 この大木のまわりは昼間でも暗く、人によっては「恐い」と感じることがあるかもしれません。実際、このアコウの木を見るとおどろおどろしいものにも見えます。

モイドン
 祭壇がこの木の根元にあり、今でも土地の人によって供え物がなされています。これがモイドン
お稲荷さん
 そしてこちらがイナイドン(稲荷神)の社。薄暗いこの木の下の敷地内にあります。
山の神

 そしてこの祭壇が山ン神(内神)を祀るものでしょう。

 おそらく定期的に土地の人がモイドン・山ン神・イナイドンに供え物をしにここにやって来るのだと思いますが、それ以外で意味なく近づくことは避けているようです。

錆びたブランコ
 もともとここにあったのか、それともどっかから持ってきたものなのか定かではありませんが、錆びたブランコがあります。もう鎖もブランコも取り外されています。

 土地の人もめったに近寄らないようですし、公園として子どもが遊ぶにはちょっとどうかなと私も思います。

 聖地を踏み荒らすような真似は絶対にしてはいけません。

 この場所は指宿市道上地区にあります。

※ 警告!※
 建物や場所によっては崩壊の危険など(ほかにもいろいろな意味で)かなりやばいところもあります。また、管理人がおり勝手に入ることのできない所もあります。もしこれをご覧になったあなたが現地に行くときには、それらの危険などがあることを覚悟の上、自己責任で行って下さい。

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