Photos of Ruins

池田の馬頭観音


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 国土交通省国土地理院発行の地形図を見るとわかりますが、池田湖の周囲の道路(浜上という地名がある)から少し山手に入ったところに鳥居のマークがあります。しかしマークだけでその名称は書いてありません。

鳥居鳥居
 これがその鳥居です。左は池田湖から山手にむかったところ。暗い林への入り口のようです。右は鳥居から池田湖をながめたところ。
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鳥居
 上の写真の鳥居をくぐってさらに奥へ行くと、竹林があり、そこにもう一つの鳥居があらわれました。人けもなくなんだかうっそうとした感じです。
石の階段
 さらに行くとつづれおりの石の階段があり、そこを登っていく先に何かがあります。
行き着いたところ
 だれもいないこの場所は、馬頭観音を祀っているところでした。右側に社務所のような建物がありますが、ほとんど廃墟状態です。
鳥居
 この小さな祠が本尊(?)のようです。
馬頭観音
 祠に近づいて撮影。丸い穴があり、その中には馬の頭らしい石の像が納められています。おそらくこれが馬頭観音でしょう。

 馬頭観音は6〜7世紀ごろ日本に伝えられました。江戸時代には家畜の守護神、旅の道中の安全を守る菩薩として路傍や田舎のはずれなどに石仏馬頭観音像が置かれるようになり、民間信仰化したということです。


燈篭
 馬頭観音の祠の右に位置している灯篭。この中には、少し強面の観音(?)像が入っています。額の上に馬の頭があります。しかしこれはあとから入れられたものでしょう。

 頭上に馬頭をいただく馬頭観音は、赤色で恐ろしい忿怒相で表されるため馬頭明王とも呼ばれます。これは馬が草をむさぼり食うように,人の煩悩を食べ尽くして救済するということを意味しています。道理で強面をしているわけです。


石碑
 祠の左には小さな石碑があり、馬牛頭観音という文字が刻まれています。馬だけではなく、牛も救済の対象になっているということは、家畜の守護神たる馬頭観音として、自然なことです。。
馬の像

 これもあとからくっつけたものだと思われますが、馬の像があります。この馬頭観音の祀られている場所は山裾の崖に貼りついたようなところです。

外灯外灯
 古ぼけた外灯が参道である石の階段の途中にあります。夜になれば灯りがともるのでしょうか。そのうちに夜のこの場所に来て確かめてみたいものです。
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 この『馬頭観音』は指宿市池田湖近くにあります。

※ 警告!※
 建物や場所によっては崩壊の危険など(ほかにもいろいろな意味で)かなりやばいところもあります。また、管理人がおり勝手に入ることのできない所もあります。もしこれをご覧になったあなたが現地に行くときには、それらの危険などがあることを覚悟の上、自己責任で行って下さい。

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