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■ 戦後60年企画その一 ■
ここにアップしたものは「廃墟」ではありません。でも、かつての姿を忠実に復元したものとして地元鹿児島にある建造物がこの『富屋食堂』です。
私の別のサイトでとりあげたものではありますが、今回この“ Ruins in Kagoshima ”でもアップすることにしました。 .
ご存知かと思いますが、鹿児島県知覧町にはかつて、陸軍航空隊特攻基地がありました。
1000人を超える若者たちが、爆弾を搭載し片道分の燃料しかない飛行機でここを飛び立ち、二度と還る事はなかったのです。
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そんな彼ら若い特攻隊員たちが母親のように慕ったのが、この富屋食堂の女将、特攻おばさんこと、鳥浜トメさんでした。
数年前に製作された映画『ホタル』は彼ら特攻隊をえがいた作品で、この富屋食堂の建物も、そのために復元されたものです。
忠実に復元されたものではありますが、時代なのでしょう。エアコンの室外機がどうしても目についてしまいます。
しかし、木造の建物と極力同じ色にして目立たないようにしています。資料館としての役割を現代という時代にになっていくことを使命としていますから、エアコンもしかたがないのかもしれません。
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映画『ホタル』に関する説明と、ワンシーンがえがかれている看板。
この復元された富屋食堂、建物だけでなく、電柱や街灯も時代背景をしっかりとらえて復元されています。
電柱に貼られた紙までも。
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